「リコウ」で作ってます。

先日、最初の写真の棚を店先で作っていたら、近所のお婆さんが、「あんたぁ、学校へ行ったの?」と聞かれました。「いえ、独学」と答えると、「リコウで、やりよるんじゃね〜」と感心されました。

この「リコウ」は、標準語の「利口」とは、違う意味があるような気がします。たまにサボりにくる、お年寄りの話を聞くのが仕事の郵便局のT君は、その「リコウ」という意味がよく分かるといいます。

もうすぐ消滅してしまいそうな、日本全国の田舎の社会には、今の東京を中心とする社会や文明とは違う世界がたしかにあります。

 

ということで、
店内の棚(商品が増えるたびに新調します)、
板を縦につかったルーバー、
天井のテントのポールを使った物置、
20年前に添さんにもらったケンウッドカップのTシャツの飾りなど、
「リコウ」で、多分大工さんのセオリーとは番うやり方で作っています。

 

来年か再来年には、もっと大きなものを「リコウ」で作りたいと考え中。